目の病気

緑内障

緑内障

緑内障はどんな病気ですか?


緑内障は、失明原因の第一位の重要な疾患です。眼内の房水の流れに障害があって、眼圧が高く、視神経を圧迫して視野狭窄をきたします。日本では、眼圧が正常でも緑内障となる患者さんが半数以上で、正常眼圧緑内障と呼ばれています。 一般的には、緩やかに進行してゆく慢性の目の疾患です。人間ドックの眼科検診で眼圧が高い、視神経乳頭陥凹が認められるなどと指摘され来院をされ、検査の結果、緑内障とわかった患者様もあります。


どんな症状がありますか?


初期から中期にかけては自覚症状がない方も多くおられます。末期になってはじめて見にくくなった、見えなくなったといって来院する患者様もいる恐ろしい病気です。 両目でみているので視野が狭くなっているのに気がつかない場合もあります。 片目をかくして検査をしますと、視野が欠けたり、狭くなっているのに気が付きます。眼圧をはかってみますと高いことがありますが、正常のこともあります。 急性緑内障では、急に眼圧が上がり、眼痛・充血を伴って、緊急手術をしないと失明することもあります。


検査は何をしますか?


視力、眼底検査、眼圧、視野検査、OCTをまず行い、緑内障の診断を行います。 この5つの検査でおおよその緑内障の状態がわかり治療方針を決めます。

《1》視力
緑内障では、かなりの進行した患者様でも中心部の視野は保たれるので良好の視力を測定することもあります。

《2》眼底検査
緑内障になると視神経乳頭陥凹、視神経線維束欠損といった眼底所見がみられます。視神経乳頭陥凹は正常でもみとめられますが(生理的陥凹)、大きさ、形、深さなどで区別されます。

《3》眼圧
正常眼圧緑内障が多い日本人は正常値を示すこともあります。正常値は10〜17mmHgです。20mmHg以上になりますと治療の対象となってまいります。

《4》視野検査
全体の視野をみるには、ゴールドマン視野検査が必要ですが、日常生活では中心部の60度以内がよく見えているかがより大事です。 当医院ではハンフリー視野計を用いて視野を測定して視野悪化の進行を観察しています。3〜4ヶ月毎に視野検査を行います。

《5》OCT
OCTで網膜の厚みを測定することができます。緑内障では網膜視神経節細胞が減少して網膜が薄くなるので、視神経乳頭の周辺の網膜の視神経節細胞層の厚みを測定して、それをカラーマッピングします。視野が欠損している部分に一致して網膜細胞層の厚みの菲薄化がみとめられます。視野欠損がなくてもOCT画像で細胞層の菲薄化がみとめられることもあり、初期緑内障でpre-perimetric glaucomaと呼ばれています。


治療はどうしますか?


緑内障と診断されたら、その程度、重症度に応じて緑内障点眼薬で治療します。眼圧を下げるために房水の流れをよくしたり、房水の産生をおさえたりする点眼薬があります。 目標眼圧になるまで、目薬の種類を増してゆきます。それでも眼圧が下がらない場合、あるいは視野が急激に悪化している場合は、緑内障の手術を行います。


緑内障点眼薬にはどんなものがありますか?


緑内障の治療の主流は点眼薬です。眼圧は虹彩の裏にある毛様体で産生される房水が大きく関わっています。眼圧を下げる目薬には房水の産生を抑える作用の目薬と、房水が眼外にスムーズに流れ出るように作用する目薬があります。 眼圧コントロールに応じて1剤からはじめて、眼圧が20mmHg以下にならない場合や、20mmHg以下になっても目標眼圧まで下がらない場合は、2剤、3剤と増やしてゆきます。ほしの眼科に常備している点眼を示します。

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